南房総市でガストロノミーツアーを実施しました!

ワヲジャパントラベルに来春から入社予定で、現在インターンとして勤務している竹内です。

弊社は現在、南房総市において、地域の食に焦点を当てたツアーコンテンツを造成する「日本食文化の神髄に触れる南房総ガストロノミー体験プログラム造成事業」のサポートをしております。

その一環として、12月と1月に日帰りツアーを2回、1泊2日ツアーを2回と計4回のツアーを開催しました。アジア、ヨーロッパ、アメリカなど様々な国のバックグラウンドを持つ、計50名の方が参加してくださいました。参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました!

<日帰りツアーの様子>

日帰りツアーでは、日本で唯一、料理の神様を祀っている高家神社で平安時代から続く「庖丁式」を特別に開催していただき、参加者はその様子を鑑賞しました。また、江戸時代からつづく築300年以上の古民家や、長年休耕地となっていた畑、小高い裏山を拠点に「里山リノベーション」を行っているヤマナハウスを訪れました。地元で活動されている猟師の方とともに、野生生物が生息する裏山を歩きながら、参加者は農家さんが抱える鳥獣被害やそれに対する対策について学びました。その後、捕獲された野生生物の命を無駄なく活用する「ジビエ料理」を提供していただきました。参加者からは、「ジビエ文化は日本の田舎での生活の一部であるがあまり知られておらず興味深かった」や「人間と人間の都合で食べ物になる必要がある野生生物との関係性について深く考えさせられた」という声が寄せられました。
ヤマナハウスでは、日本で多くの発酵食品が愛される理由や、発酵の仕組みが知れる発酵食品作りワークショップも実施され、参加者は味噌や柚子胡椒づくりを楽しみました。

高家神社での庖丁式

ヤマナハウスでのジビエ文化体験

狩猟での罠の仕掛け方についての
デモンストレーション

発酵食品作りワークショップ

味噌づくり
柚子胡椒づくり

<宿泊ツアーの様子>

宿泊ツアーでは日帰りツアーの内容に加えて、南房総で有名なアジの3枚おろしに挑戦しました。さらに、海女さんが経営するカフェ「ストロベリーポット」を訪れ、南房総の海女文化について、実際に海女さんとして活躍されている方からお話を伺うなど、海に囲まれた南房総ならではのコンテンツを堪能しました。また、江戸時代から続く農家の家「百姓屋敷じろえむ」では、無農薬で育てられたお米や野菜を使用した料理を提供していただき、建物やインテリアから歴史を感じながら地産食材を味わいました。

ツアー全体を通して、参加者からは「地元の人たちと交流しながら、色々な種類の郷土料理を体験することができ、彼らの話を聞くことができたので、料理と文化の知識を深めることができました」というコメントもあり、様々なコンテンツを通して南房総の食の魅力を伝えられるツアーであると感じました。

アジの3枚おろし体験

海女さんが経営するストロベリーポット

海女としてどのように活躍されているのか
実際に使用されている道具を用いながら
説明していただきました。
海女さんが取った天草からできた寒天を使用して
作られたあんみつ

百姓屋敷じろえむ

築約300年の百姓屋敷
レストラン内の家具も昔ながらのものが多く
タイムスリップしたような雰囲気の中、
食事を楽しみました。

今後も南房総市の魅力を伝えていけるように尽力してまいります。ご協力いただきました現地の皆さま、ありがとうございました。