佐渡島でのFAMツアーに参加させていただきました!

ワヲジャパントラベルに4月から入社予定で、インターンとして勤務している竹内です。

「佐渡島の世界遺産(農業・文化)の体験」をテーマに9月27日から9月28日に新潟県佐渡島で行われたFAMツアーに弊社枠として参加させていただきました。

今回のファムツアーは来年に佐渡空港と成田空港を直行便で結ぶトキエアの就航を契機に、佐渡島により多くの観光客を呼び込めることに応じて、観光客の満足度を向上すべく新たなコンテンツ造成を目的に開催されたものです。

ツアーには、佐渡島の食文化や伝統文化、そして自然を堪能できるコンテンツが豊富に含まれていました。佐渡島は、持続可能な農業と地域社会の発展を示す優れた例として世界農業遺産に登録されており、生物多様性を保護するため、環境に配慮した農法で作物が栽培されています。レストラン蕎麦 茂左衛門(モゼム)では、手打ち蕎麦をあご出汁の蕎麦つゆをかけて食べる佐渡流の「ぶっかけ」を楽しみました。さらに、地元産の野菜や佐渡島の旬の魚を使用した料理も堪能しました。また、四季折々の変化が豊かな佐渡島では、りんごやみかんなどさまざまな果物が収穫されることが特徴です。地元の農家の方が経営する「フルーツカフェさいとう」では新鮮なフルーツを使ったパフェを楽しみ、その季節ならではの美味しさを味わいました。

古民家を改装したレストラン蕎麦茂左衛門(モゼム)
毎朝店主の方が打つ十割そば
フルーツカフェさいとうでの新鮮なぶどうを使ったパフェ

佐渡島の伝統文化には、流罪となった貴族や知識人が伝えた貴族文化、鉱山の発展で奉行や役人が江戸から持ち込んだ武家文化、北前船で商人や船乗りが運んだ町人文化の3つの特徴があります。ツアーでは、海と夕景を背景に和太鼓を中心とした迫力ある演奏、鼓童パフォーマンスを鑑賞、北前船の寄港地として発展した宿根木の訪問、地域の漁で伝統的に使われてきた「たらい船」に乗る体験などを通し、これらの文化を体験しました。現地の方々が地域の伝統文化に誇りを持ちながら、その伝統を守ろうとしている姿勢は非常に印象的でした。今後は、観光客がアクティビティを体験するだけでなく、現地の方々と交流ができる機会をツアー内で提供できるよう努めていきたいと感じました。

佐渡を拠点に、国際的な活動を行っている太鼓芸能集団鼓童による演奏
岩礁や入り江が多い海岸に囲まれた佐渡島で漁に使用されているたらい船体験
北前船の寄港地として発展した宿根木

また、岩首昇竜棚田では展望小屋から標高350mを超える山間に広がる棚田と日本海の景色を楽しみ、その後町へ移動して広がる田んぼの中でサイクリングを楽しむことで、佐渡島の自然を存分に満喫しました。

このFAMツアーを通して、佐渡の魅力を再確認しました。今後、今回のFAMツアーの内容を組み込んだツアーの造成を進めていきたいと思います。